AdSense2026年11月5日約14分
AdSense 「有用性の 低い コンテンツ」の 直し方 【不合格 2回】
AdSense の審査で「有用性の低いコンテンツ」と出たら、まず自分のサイトのどこが薄いのかを数字で確かめ、中身を足してから再審査を申し込みます。この記事では、私が2つのサイトで同じ理由で落ちたときに調べたこと・直したことを、そのまま手順にしました。
この記事を書いた時点では、どちらのサイトも再審査の結果が出ていません。ここに書いた直し方で通ると決まったわけではないので、結果が出たら追記します。
- この記事でできること
- 不承認の
理由を 自分の サイトで 突き止め、 直して、 再審査を 申し込む - かかる時間
- 調べるのは
1〜2時間。 中身を 足すのは 記事の 数しだいで 数日〜数週間 - 必要なもの
- AdSense の
アカウント、 Search Console (Google 検索での 見え方を 確かめる 無料の 道具)、 サイトを 直せる 環境 - 確認した環境
- 202
6年11月に 確認。 Google AdSense の 管理画面 (日本語)。 Google Search Console (日本語)。 サイトは Next.js (naoya-tsuji.com は 14.2、 komaro.app は 16.2) で 作り、 Vercel で 公開。 Google の 公式ヘルプは 2026-11-05 に 読んだ もの。 ヘルプは 書き換わる ことがあります
私のサイトで起きたこと
落ちたのは次の2つです。
| サイト | 申し込み | 結果 | そのときの中身 |
|---|---|---|---|
| komaro.app(日程調整のアプリ) | 2026-10-15 | 2026-10-24 に不承認 | Google から見える文章が5ページ・約5,500字。広告を置いた集計ページも検索に載る設定 |
| naoya-tsuji.com(このサイト) | 2026-10-20 | 2026-11-05 に不承認 | 各ページの本文は184〜535字、合計約5,500字 |
理由はどちらも「有用性の低いコンテンツ」でした。naoya-tsuji.com では、ほかの項目は問題ありませんでした。ads.txt(広告を売ってよい相手を示すファイル)は承認済み、ポリシー センターに違反は無し、支払い情報も入力済みです。中身の量だけが足りていなかったことになります。

「有用性の低いコンテンツ」とは何か
Google のヘルプでは、この理由は「コンテンツの質に関する問題」として説明されています。要点は次の3つです。
- 利用者に付加価値を与える、情報量の多い独自の内容が足りない
- 自動で作られたページや、独自の内容がほとんど無いページに広告コードを置かない
- 作成中のサイトや、テンプレートだけのサイトで申し込まない
出どころ:AdSense アカウントが承認されませんでした(AdSense ヘルプ)
もう1つ大事なのは、審査の対象はサイトのすべてのページだという点です。ヘルプには、申し込みで指定した広告コードのあるページだけではない、と書かれています。トップを整えても、薄いページが検索に載っていればそれも見られます。
不承認になったサイトの画面には、再送信の前に確かめる点として、次の3つが出ていました(2026年11月、naoya-tsuji.com の画面)。
- 信頼できる高品質な情報、ツール、サービスを提供している
- 継続的なキュレーション(中身を選んで整えること)と、構造のメンテナンスが行われている
- ユーザーの純粋な関心を引き出し、それを維持している
広告を置けない画面については、Google パブリッシャー向けポリシーにも書かれています。パブリッシャー(サイトの持ち主)の内容が無い画面、有用性の低い内容の画面、作成中の画面、ほかのサイトの内容を価値を足さずにコピーした画面です。
「何字あれば通る」という数字は、私が読んだ公式のヘルプにはありませんでした。字数は目安として数えるもので、合格の線ではありません。
自分のサイトがそう見られている理由を調べる
本文の字数を数える
- 自分のサイトのページを1つずつ開きます。
- ヘッダー・フッター・メニューを除いた、本文だけの字数を数えます。
- ページごとの字数と合計を表にします。
数え方の一例です。ブラウザで開発者ツールのコンソールを開き、次を貼ります(本文が <main> に入っているサイトの場合)。
document.querySelector('main').innerText.replace(/\s/g, '').length
naoya-tsuji.com を数えた結果は、トップ535字、製品のページ4つが387〜504字、お知らせ7本が184〜353字、プライバシーポリシー1,465字でした。一番長いのがプライバシーポリシーで、読みに来る理由になるページがほとんど無かったことがわかります。
Search Console でページの登録を見る
Search Console は、Google が自分のサイトをどう見ているかを確かめる道具です。審査の前に登録しておくと、薄いページが検索に載っていないかを確かめられます。
- Search Console にサイトを登録します。私は「URL プレフィックス」で登録しました。すでにサイトに確認用のタグや DNS の設定があったので、自動で確認が済みました。

- 左のメニューの「サイトマップ」で、サイトマップ(サイトのページの一覧のファイル)を送ります。読み込まれたページの数が出ます。

- 左のメニューの「インデックス作成」→「ページ」を開き、登録されたページと登録されていないページの数を見ます(2026年11月の画面)。

naoya-tsuji.com は、サイトマップの13ページのうち登録7・未登録4でした。未登録の4つはどれも「検出 - インデックス未登録」(Google はページを知っているが、まだ読みに来ていない状態)でした。登録の報告は、登録してから1日ほどたって出ました。
薄いページ・重複・中身の無い自動生成ページを探す
字数の表と Search Console を見ながら、次のページが検索に載っていないかを確かめます。
- 利用者ごとに作られるページ:予約・アンケート・集計の結果など。中身は利用者が入れたものだけで、サイトの持ち主の文章がありません
- ほぼ同じ中身のページ:言い回しだけ違う説明のページ、タグや絞り込みで作られる一覧
- 自動で作られた中身の無いページ:空の一覧、「準備中」のページ、テスト用のページ
komaro.app では、広告を置いた集計ページがこれに当たりました。集計ページは日程調整の参加者の答えを並べるだけのページで、利用者の数だけ作られます。それが検索に載る設定のままでした。
直し方
読みごたえのある記事を足す
- サイトを使う人が検索しそうな困りごとを書き出します。
- 1つの困りごとに1本、自分の体験や手順を入れた記事を書きます。
- トップ・ヘッダー・フッターから記事の一覧へリンクを張り、サイトマップにも足します。
komaro.app では、日程調整のガイドを7本足しました(例:「返事が集まらないときの締め切りと催促」「全員がそろわないときの日程の決め方」)。naoya-tsuji.com では、アプリを作って公開するまでの手順のガイドを足しているところで、この記事もその1本です。
ヘルプが求めているのは「独自」で「情報量の多い」内容です。ほかのサイトにある説明をまとめ直すより、自分が実際にやったこと・落ちた理由・数字を書くほうが、この条件に合います。

薄いページを noindex にする
noindex は「このページは検索に載せないで」と Google に伝える印です。ページは消さずに、検索からだけ外せます。
- 利用者ごとのページ、空の一覧、テスト用のページを選びます。
- そのページの
<head>に noindex を入れます。
<meta name="robots" content="noindex">
Next.js(App Router)では、ページの metadata に書けます。komaro.app の集計ページはこう書きました。
robots: { index: false, follow: true },
- robots.txt(クローラーに読んでよい場所を伝えるファイル)で、そのページをブロックしていないか確かめます。ブロックしていると、Google は noindex を読めません。
- 公開したあと、Search Console の URL 検査で、Google が受け取った HTML に noindex が入っているかを見ます。まだ読まれていないページは「公開 URL をテスト」を押すと、その場で確かめられます。
出どころ:noindex を使用してインデックス登録をブロックする(Google 検索セントラル)

noindex にしたページに広告を置いてよいかは、AdSense のプログラム ポリシーとクローラのヘルプには書かれていませんでした。AdSense のクローラは検索のクローラとは別なので、noindex にしても広告のためには読まれます。
運営者情報・問い合わせ・プライバシーポリシーを置く
誰がどんな考えで作ったサイトかを、読む人がわかるようにします。
- 運営者情報のページを作ります。作った人、何のサイトか、データの扱い、広告についてを書きます。komaro.app では /about に置きました。
- 問い合わせの方法を置きます。naoya-tsuji.com は問い合わせフォームです。
- プライバシーポリシーを置き、広告(AdSense)とアクセス解析を使っていることを書きます。
- 3つともフッターからリンクします。
正直に書くと、私が読んだ「サイトのページが AdSense のご利用条件を満たしているか確認する」のヘルプには、運営者情報や問い合わせのページが要るとは書かれていませんでした(ご利用の条件とプログラム ポリシーも同じです)。それでも、作った人がわかることは中身の信頼につながるので、私は置いています。

ナビゲーションを整える
ヘルプ(サイトのページが AdSense のご利用条件を満たしているか確認する)は、見つけやすく使いやすいナビゲーション(メニュー)を求めています。
- ヘッダーに、記事の一覧・製品・運営者情報など主な入口を置きます。
- どのページからでも、2〜3回のクリックで主なページへ行けるようにします。
- リンク切れが無いか、メニューが開くかを、スマホとパソコンの両方で確かめます。
あわせて直したこと
審査を待つ間に、中身とは別に次の3つも直しました。落ちた理由に関わったかはわかりませんが、どれも直しておいて損はありません。
- AdSense のコードをすべてのページの
<head>に入れた。 あわせて、サイトとアカウントを結びつける meta タグも入れました。公開したあと、本番の HTML に入っていることを確かめました。 - Search Console に登録した。 上の手順のとおりです。
- www の証明書切れを直した。
www.naoya-tsuji.comの証明書(https で安全につなぐための証明)が 2026-08-26 に切れたままでした。www の住所をどこにも設定していなかったためです。Vercel に www を足し、naoya-tsuji.comへ転送する設定にしました。
再審査を申し込む
- AdSense の左のメニューで「サイト」を開き、不承認になったサイトの名前を押します。「ポリシー違反が見つかりました」の欄に、理由と確かめる点が出ます。
- 「問題を修正しました」にチェックを入れます。
- 「審査をリクエスト」を押します。
- サイトの一覧に戻り、状態が「準備中」に戻ったことを確かめます。


komaro.app は、10/24 に落ち、直して 10/25 に申し込みました。この記事を書いた 11/05 の時点でも「準備中」です。Google のヘルプでは、サイトの審査は「通常は数日、2〜4週間かかる場合もある」とされています。再審査に限った日数は書かれていません。
naoya-tsuji.com は、すぐには出し直さないことにしました。記事を足し終え、komaro.app の結果も見てから申し込みます。
やってはいけないこと
- 同じ中身のまま、すぐ出し直す。 落ちた理由が中身の量なら、何も変えずに出しても結果は同じです。直したこと(足した記事の数、noindex にしたページ)を書き出してから申し込みます。
- 薄い記事を大量に足す。 字数を稼ぐために似た記事を並べると、Google の「スパムに関するポリシー」にある「大量生成されたコンテンツの不正使用」に近づきます。利用者の役に立たない、独自性の無いページを大量に作ることを指します。
- ほかのサイトの文章を写す・言い換えるだけの記事を足す。 パブリッシャー向けポリシーでは、価値を足さずに他人の内容をコピーした画面に広告を置けません。
- 広告を増やして中身を補おうとする。 広告を置くことだけが目的のページへの広告の組み込みは、AdSense のプログラム ポリシーで禁止されています。
よくあるエラーと直し方
| 画面の文 | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 要確認・有用性の低いコンテンツ | 独自の内容が少ない、または薄いページが検索に載っている | 記事を足す、薄いページを noindex にする、そのあと再審査 |
| 検出 - インデックス未登録 | Google がページを知っているが、まだ読みに来ていない | サイトマップを送り、URL 検査で登録をリクエストして待つ |
| ads.txt の状態が「不明」 | Google がまだ ads.txt を読みに来ていない(私の場合、ファイルは正しく出ていた) | ファイルが開けることを確かめて待つ。naoya-tsuji.com は不承認と同じ日に「承認済み」になった |
よくある質問
何字あれば審査に通りますか?
公式のヘルプに字数の基準はありません。私のサイトは2つとも合計約5,500字で落ちましたが、字数だけで落ちたとも言い切れません。字数は自分のサイトの薄さを測る目安として使ってください。
不承認のあと、すぐに再審査を申し込んでいいですか?
申し込むこと自体はできます。ただ、中身を変えずに出せば同じ理由で落ちると考えるのが自然です。何を直したかを書き出せる状態になってから申し込んでください。
利用者ごとのページに広告を置きたいときはどうしますか?
私は komaro.app の集計ページを noindex にして、検索から外しました。noindex のページに広告を置いたまま審査に通るかは、結果が出ていないのでまだ言えません。
審査中にサイトを直してもいいですか?
私は審査中に AdSense のコードを入れ直し、www の証明書を直しました。審査中に直すことを禁じる記述は、公式のヘルプにはありませんでした。書かれているのは「審査が遅れるので、サイトを削除して出し直さない」ことだけです。
運営者情報やプライバシーポリシーは必須ですか?
私が読んだサイトの準備のヘルプには、必須とは書かれていませんでした。ただ、AdSense を使うサイトのプライバシーポリシーには、書くべきことが決まっています。Google などが Cookie を使って広告を出すこと、利用者が「広告設定」などでパーソナライズ広告を止められること、などです(必須コンテンツ)。
結果が出たら追記します
komaro.app と naoya-tsuji.com の再審査の結果が出たら、通ったか、落ちたなら何と言われたかをここに足します。
- komaro.app(2026-10-25 に再審査を申し込み):11月6日の時点で審査中
- naoya-tsuji.com:この記事などを載せてから申し込みます